要約: ビッグモーターは、中古車販売業界でトップクラスの規模を誇る企業だが、近年、社内外でさまざまな問題が発覚している。その中でも特に注目されているのが、パワハラと街路樹破壊の問題だ。パワハラ問題は、元社長の兼重氏が社員や取引先に対して暴言や暴力を振るっていたことが明らかになったことから始まった。FNNは、兼重氏がLINEで「バカ」と繰り返し罵っていた画面を独自入手した。現役社員は、「追い込みというか、日常茶飯事でした」と証言した。
兼重氏は社長を辞任したが、パワハラ気質の人物が現場に残っているという。街路樹破壊問題は、ビッグモーターの店舗前にある街路樹が枯れている疑惑が浮上したことから発覚した。札幌市や大阪市などで街路樹が伐採されていることが判明し、ビッグモーター側は除草剤をまいてしまったと釈明した。
しかし、Googleストリートビューには除草剤の使用を疑わせる画像が残っている。街路樹は自治体で管理されており、枯れた場合には損害額は1本当たり10万円から20万円ほどになるという。東京都の小池知事は、「お客さま本位ではない」と不快感を示し、調査を進めることを明らかにした。
