こんにちは。
今回は、糖分の摂りすぎについてお話ししたいと思います。
糖分は、私たちの体にとって重要なエネルギー源ですが、摂りすぎると様々な健康問題を引き起こします。
糖分の摂りすぎで起こる体の不調や病気は、以下のようなものがあります。
- 低血糖:糖分を摂りすぎると、血糖値が急上昇し、インスリンが大量に分泌されます。その結果、血糖値が急降下し、低血糖状態になります。低血糖は、だるさ・眠気・イライラ・集中力低下などの症状を引き起こします。
- 肥満:糖分を摂りすぎると、使い切れない糖質が脂肪に変わって蓄積されます。そのため、肥満や内臓脂肪の増加につながります。肥満は、生活習慣病や動脈硬化などのリスクを高めます。
- 糖尿病:糖分を摂りすぎると、インスリンの分泌機能や作用に異常をきたしやすくなります。そのため、血糖値を上手く下げられなくなり、高血糖状態が続く「糖尿病」を発症します。糖尿病は、目や腎臓・神経などの合併症を引き起こします。
- 認知症:糖分を摂りすぎると、認知症の原因物質である「アミロイドβ」の分解が遅れるという研究結果があります。そのため、認知機能の低下やアルツハイマー型認知症の発症リスクが高まる可能性があります。
- うつ病:糖分を摂りすぎると、脳内で「セロトニン」という幸せホルモンの分泌が減少するという説があります。そのため、気分が落ち込んだり不安感が強まったりする「うつ病」になりやすくなる可能性があります。
これらの健康問題を防ぐためには、どうすればいいでしょうか?
まずは、自分がどれくらいの量の糖分を摂っているか把握することが大切です。
一日に必要なエネルギー量の50~65%を目安にしてください。
例えば、一日に必要なエネルギー量が2000kcalであれば、1000~1300kcalに相当します。
一日に必要なエネルギー量は、性別・年齢・体重・活動強度などによって異なります。
次に、以下のような方法で、適切な量の糖分を摂るように心がけましょう。
- 甘いものや主食を食べすぎないようにする
- 糖質と一緒に海藻類や特保の飲み物を摂ることで、血糖値の上昇を抑える
- お米は玄米や雑穀米などの血糖値を上げにくいものを選ぶ
- 副菜→主菜→主食の順番で食べることで、食物繊維を先に摂る
また、糖分を摂りすぎてしまったときは、以下のような対処法を試してみましょう。
糖分は、適切な量で摂ることが大切です。
甘いものや主食は、食べ過ぎないように注意しましょう。
健康的な生活のために、糖分と上手に付き合っていきましょう。