歌舞伎俳優の尾上菊之助（45）が、市川猿之助容疑者（47）が自殺ほう助の疑いで再逮捕された3日後に、妻とは異なる19歳下の女性と高級ホテルで一夜を過ごしていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。菊之助は女性との交際は否定しつつ、「部屋滞在は事実」などと認めた。
菊之助は歌舞伎界の名門音羽屋の五代目で、父は人間国宝の七代目尾上菊五郎、母は女優の富司純子、姉は女優の寺島しのぶという芸能一家に生まれた。昨年はNHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で一人二役を演じて話題になった。プライベートでは2013年に人間国宝の二代目中村吉右衛門の四女・波野瓔子さんと結婚し、2人の娘と1人の息子に恵まれている。
しかし、菊之助は今、19歳下のA子さんと不倫関係に陥っているという。A子さんは社交的で友人も多く、女優の波瑠に似た雰囲気を持つ美女だ。菊之助は7月20日に大阪で公演を終えた後、A子さんと数軒の飲食店やクラブを訪れた。そして21日午前1時過ぎに宿泊していた高級ホテルに戻り、A子さんを部屋に招き入れた。2人は約6時間半も一緒に過ごした後、別れたという。
この報道を受けて、菊之助は「週刊文春」に対して、「A子さんとは友人関係であり、恋愛感情はありません。部屋滞在は事実ですが、不倫ではありません」と釈明した。しかし、2人の仲は友人以上恋人未満という印象を受ける。菊之助は家族やファンに対してどう説明するつもりなのだろうか。
歌舞伎界では“浮気は芸の肥やし”という言葉があるが、それでも菊之助の行動は許されるものではないだろう。特に猿之助容疑者が自殺ほう助で再逮捕された直後というタイミングは、歌舞伎界全体に迷惑をかけていると言える。菊之助は自分の立場や責任を考えるべきだった。
菊之助は歌舞伎界のスター役者であり、“梨園のサラブレッド”とも呼ばれている。その才能や魅力を無駄にしないでほしいと思う。不倫騒動をきっかけに、菊之助は自分の芸や人生を見つめ直すことができるのだろうか。菊之助の今後の行動に注目したい。
