自転車用ヘルメットは、今年4月から努力義務化されました。国民生活センターは、安全が確認されたマーク表示があるものを使用するよう注意喚起を発表しました。自転車用と産業用のヘルメットの違いについても説明されています。
自転車用ヘルメットの品薄が続いているため、業界団体は、産業用ヘルメットを着用しないよう注意を呼びかけています。国民生活センターによると、規格等への適合のマークが表示されていなかったヘルメット9銘柄の調査を行った結果、全ての銘柄で、国内の任意の安全基準であるSG基準の衝撃吸収性を満たしていなかったということです。
また、締結具を含むあごひもの強さについて、8銘柄がSG基準を満たしていなかったほか、ヘルメットの脱落しにくさについても、6銘柄がSG基準を満たしていなかったということです。日本ヘルメット工業会でも注意喚起を行っています。自転車用ヘルメットの品不足が影響して通信販売等で購入されたような保護性能がどうなのかというヘルメットを着用されている方が見受けられます。製品安全協会が認証した自転車ヘルメットや日本自転車競技連盟が認証した自転車ヘルメットなどがあります。こういったものを目安にして購入することをお勧めします。
