yahooアクセスランキング記事を要約する blog

ヤフーニュースのアクセスランキング記事を要約するブログです。

ホンダの不振の原因はエンジンにある? 中上貴晶がカレックス製シャーシーで見えた真実

スポンサーリンク

news.yahoo.co.jp

MotoGPクラスでホンダが低迷しているのはなぜだろうか。 エンジン、車体、電子制御のどれが問題なのか、長らく不明だったが、オランダGPで中上貴晶がカレックス製のシャーシーを使って今季ベストの8位に入ったことで、新たな手がかりが見つかった。 中上はカレックス製とホンダ製のシャーシーを比較した結果、どちらもリアのトラクション不足という根本的な問題は解決されなかったと語った。 そして、マルク・マルケスも同じことを指摘していたという。 これは、ホンダが車体に重点を置いて改良してきた努力が空回りしていることを示唆している。 もしかすると、ホンダの不振の原因はエンジンにあるのではないだろうか。

ホンダはエンジンパワーを活かせないことに悩んできた。1 しかし、そのパワーはどこから来ているのだろうか。 ホンダは2019年にエンジンを大幅に変更し、バルブスプリングからバルブ駆動方式に変えた。 これにより、エンジン回転数を上げることができるようになり、パワーが増した。 しかし、同時にエンジンブレーキも強くなり、コーナー進入時にリアタイヤに過剰な負荷がかかるようになった。 これがリアのトラクション不足の一因となっている可能性がある。 また、高回転型のエンジンは低速域でのトルクが不足しがちであり、加速時にもリアタイヤに十分なグリップを与えられないことも考えられる。 さらに、高回転型のエンジンは燃費も悪くなり、タイヤや燃料の消耗も早まる。 これらの要因が相まって、ホンダはレース後半にペースを落とす傾向がある。

ホンダは車体や電子制御でこの問題を解決しようとしてきたが、それでは根本的な解決にはならない。 むしろ、車体や電子制御を変えることで新たな問題を生んでしまうこともある。 例えば、車体を柔らかくするとウイリーが増えてしまうし、電子制御を強くすると自然なフィーリングが失われてしまう。 ホンダはエンジンパワーを生かすために車体や電子制御を変えてきたが、それではエンジンパワーそのものが問題ではないかという疑問が浮かぶ。 エンジンパワーがあるから速いというのは、単純な話ではない。 エンジンパワーはタイヤや燃料とのバランスが重要であり、過剰なパワーはかえって速さを阻害することもある。 ホンダはエンジンパワーに固執しすぎているのではないだろうか。

ホンダはエンジンを変えることに消極的だった。 それは、エンジンを変えることはコストがかかるし、信頼性や耐久性にも影響するからだ。 しかし、それでは不振から脱出することはできない。 ホンダはエンジンを見直す必要がある。 エンジンパワーを追求するのではなく、トラクションや燃費、タイヤの消耗などを考慮したエンジン特性に変えるべきだ。 それができれば、車体や電子制御も自然に合わせやすくなるだろう。 ホンダはエンジンにこだわりすぎているのではなく、エンジンに目を向けるべきだ。 エンジンはレースで勝つための手段であり、目的ではないのだから。