こんにちは、今日は朝ドラ『らんまん』のモデルとなった植物学者の牧野富太郎とその妻・寿恵子の結婚生活について紹介したいと思います。牧野富太郎は日本の植物学の父と呼ばれるほど多くの新種の植物を命名しましたが、その一方で破天荒な人生を送ったことでも知られています。では、彼はどんな人だったのでしょうか？
牧野富太郎は明治二十三年頃、まだ大学で研究していた二十代の青年の時に、飯田町で菓子屋を営む未亡人の末娘・寿恵子と恋に落ちて結婚しました。寿恵子は裕福な家庭に育ち、踊りや唄などを習っていましたが、父親が亡くなってからは貧しい暮らしをしていました。牧野富太郎は彼女に一目惚れして、石版印刷屋の主人に仲人を頼んで嫁にもらったのです。二人は根岸の御院殿跡にあった離れ屋で夫婦差し向いの愛の巣を営みました。
しかし、牧野富太郎は自分の財産も少なくなってきたことから、一時期土佐へ帰郷しました。その間に東京大学から助手として招聘されましたが、上京する前に長女の園子が病死してしまいました。それでも牧野富太郎は大学で植物学の研究に没頭し、月給十五円で生活していきました。
牧野富太郎と寿恵子は困難な時代を乗り越えて、互いに支え合って生きていきました。彼らの愛情深い関係は、朝ドラ『らんまん』で神木隆之介さんと浜辺美波さんが演じています。このドラマを見て、牧野富太郎と寿恵子の素晴らしい人生に感動しましょう。
