大河ドラマ『どうする家康』は、古沢良太の脚本で徳川家康の生涯を描く作品だ。しかし、物語と史実をめぐる賛否の声が分かれている。特に歴史好きや専門家は、史実からかけ離れたファンタジーだと批判している。一方で、大河ドラマは歴史ドキュメンタリーではなく、エンターテインメントであることを忘れてはいけない。史実をベースにしつつ、創作や解釈を交えて、ドラマティックな物語に仕上げているのだ。重要なのは、史実に忠実かどうかよりも、物語や人物が面白いかどうかだろう。
ブログ記事:
こんにちは、歴史好きのブロガーです。今日は、大河ドラマ『どうする家康』について書きたいと思います。このドラマは、松本潤さんが主演する徳川家康の生涯を描く作品ですが、物語と史実をめぐる賛否の声が分かれています。私はどちらかというと、このドラマが好きな方です。なぜなら、古沢良太さんの脚本が新鮮で斬新だからです。
古沢さんは、徳川家康を「ひとりの弱き少年」として描いています。家康は幼少期に人質にされたり、父や兄を亡くしたり、織田信長や豊臣秀吉に従属したりと、苦難の連続でした。しかし、その中で彼は自分の信念や夢を持ち続けました。それは、「戦のない慈愛の国」を作ることでした。この夢は、彼の妻・瀬名や息子・信康と共有されましたが、彼らは信長や秀吉によって命を奪われました。それでも家康は諦めませんでした。彼は敵味方を問わずに仲間を増やし、空砲を撃ち合って戦闘を回避したり、関ヶ原の戦いで西軍に寝返ったりと、奇策を駆使して乱世を終わらせました。
このように、古沢さんは家康を「奇跡と希望の物語」の主人公として描いています。これは、「誰もが知る歴史上の有名人」に対する「新たな視点」だと思います。私はこの視点が面白く感じました。なぜなら、従来の大河ドラマでは見られなかった家康像だからです。私たちは家康を「天下統一」や「江戸幕府」の創始者として知っていますが、その裏にある彼の人間性や感情についてはあまり知りませんでした。古沢さんは、家康を「ひとりの人間」として描いてくれました。それは、私たちにとっても共感できるものだと思います。
もちろん、このドラマは史実に忠実なものではありません。史実をベースにしつつ、創作や解釈を交えています。しかし、それは大河ドラマの特徴でもあります。大河ドラマは歴史ドキュメンタリーではなく、エンターテインメントです。史実を知りたいなら、本や資料を読めばいいのです。ドラマは、史実を知るためではなく、楽しむために見るものです。そのためには、物語や人物が面白くなければなりません。
私は、『どうする家康』は物語や人物が面白いと感じました。家康や瀬名だけでなく、信長や秀吉、武田信玄や上杉謙信などの有名人も個性的に描かれています。また、松本潤さんや有村架純さんをはじめとするキャスト陣の演技も素晴らしいです。特に松本潤さんは、家康の成長や葛藤を見事に表現しています。彼はこれまでジャニーズアイドルとして活躍してきましたが、このドラマで俳優としての実力を見せてくれました。
