こんにちは。今日は、ある問題について考えてみたいと思います。それは、「復活したキャラクターは物語にプラスになるのか？」という問題です。
物語を見ていると、時々感動的なシーンで主要なキャラクターが死んでしまうことがありますよね。そのときは涙を流したり、悲しみに暮れたりするかもしれません。でも、その後にそのキャラクターが何らかの理由で復活したら、どう思いますか？
私は正直言って、ちょっとがっかりします。なぜなら、死んだと思っていたキャラクターが生きていたら、今までの感動が台無しになると感じるからです。それに、復活することで物語の矛盾や無理が生じることもあります。
例えば、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』では、ダイやポップたちの師匠であるアバン先生が序盤で魔王・ハドラーとの戦いで死んだと思われていました。しかし後々、魔法アイテムの加護の力で一命を取り留めていたことが判明しました。これには喜ぶファンもいましたが、「アバン先生は死んだままの方が良かった」「今までの感動が薄れる」という否定的な声も多くありました。
また、『コードギアス』では、主人公・ルルーシュが第2期の最終回で自ら計画した「ゼロレクイエム」によってスザクに殺されました。これは全世界の悪意を自分に集めて死ぬことで、平和な世界を作ろうとしたルルーシュの壮大な犠牲だったのです。しかし2019年公開の劇場版『コードギアス 復活のルルーシュ』では、ルルーシュが復活してしまいました。これには「ルルーシュは死んだままの方が物語として美しかった」「復活は蛇足だ」という批判もありました。
