市川猿之助（47才）の“一家心中”騒動から1か月が経とうとしている。猿之助本人は都内にあるメンタル治療を専門とする病院に籠もる日々だ。騒動のトリガーを、セクハラ・パワハラ疑惑を報じた本誌『女性セブン』の記事に求める報道もあるが、近しい関係者らの話では、そこには大きく2つの理由が浮上する。1つは、近年の猿之助が感じていた歌舞伎役者としての「行き詰まり」。そしてもう1つは「濃厚セクハラの余罪が露見すること」だ。
2019年、猿之助は『スーパー歌舞伎II 新版 オグリ』に出演した。主人公の小栗判官役を、中村隼人（29才）と昼夜公演で入れ替えながら行う興行だったが、公演期間の中盤くらいから、『猿之助オグリ』と『隼人オグリ』の集客に明らかな差が出始めた。ドラマや映画、バラエティー番組での「猿之助人気」は確かにあったが、歌舞伎役者としての人気に限界を感じて、逃げ込んだ場所だったのかもしれない。
