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市川猿之助一家救急搬送事件の詳細と歌舞伎界の反応

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市川猿之助(47)一家救急搬送事件の詳しい状況が少しずつ明らかになってきました。猿之助は「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と明かし、父の4代目市川段四郎さん(76)と母の延子さん(75)の死因は向精神薬中毒の疑いと判明しました。猿之助自身は首を吊ろうとしたことも明らかになり、女性セブンで報じられた“同性に対するパワハラ、セクハラ”が引き金になったのではとの声があります。警視庁は猿之助の回復を待って近く事情聴取する予定だということです。

18日当日、昼公演は休演したものの、夜公演は若手俳優中村隼人(29)が、翌19日から昼公演は市川中車香川照之=57)の長男、市川團子(19)が代演しました。客席からは拍手が鳴りやまず、興行のダメージは最小限にとどめられています。千秋楽に中村と猿之助の役を入れ替えるサプライズ演出を予定していたことや従甥の團子に指導していたことが功を奏し、猿之助の“若手育成の手腕”が証明された形になりました。

芸能リポーターの川内天子氏は、「観客も代役の2人を温かい目で応援し、松竹の素早い対応も含め最善の形で進んでいます。19歳にしてこれだけ代役をこなせるまでに團子さんを指導していたということは、猿之助さんが彼の実力と将来性を買っていて、ゆくゆくは團子さんに“猿之助を継承させたい”という考えがあってのことでしょう。團子さんは一門の期待を一身に背負い、かなりの重責ですが“澤瀉屋の柱”になるべく一歩踏み出したといえます。」と述べています。

事件の真相究明はまだこれからですが、歌舞伎の舞台に猿之助が帰ってくる日は当分、先のことになりそうです。