日本全国で「マイナ保険証」を巡るトラブルが相次いでいます。政府は現行の健康保険証を来秋に廃止する方針を維持していますが、各地で混乱が生じています。
医療現場からも戸惑いの声が聞かれます。千葉市稲毛区で歯科医院を営む石毛清雄さんは、「慌てて色んなことを進めてきた結果、トラブルが頻発している印象。制度に不信感がある」と話します。
彼の医院では、マイナ保険証を読み取る機器を設置しましたが、顔認証がうまくできなかったり、暗証番号を忘れていたりといったトラブルが起きました。
石毛さんは、「一枚でまとめられることは利便性から考えればいいかもしれないが、『これまで通り』を望む人も多い。とても廃止できる状況にはないと思う」と話しました。
このように、「マイナ保険証」に関する問題は深刻です。政府は今後どのような対応をするのでしょうか。