板橋区のマンションの一室に、覚せい剤と大麻を密売目的で所持していた疑いで、男女3人が逮捕されました。逮捕されたのは、指定暴力団住吉会系組員・高野陸容疑者（22）と、知人の真弓心月容疑者（23）、真弓容疑者の交際相手の谷口愛美容疑者（20）です。
事件は、警視庁への「隣のカップルがデカい声でケンカをしている」との110番通報から始まりました。警察官が駆けつけたところ、真弓容疑者が段ボール箱を隣の部屋に持ち出しました。その段ボール箱の中には、覚醒剤およそ2.5グラム・末端価格およそ15万円相当、乾燥大麻およそ279グラム・末端価格およそ140万円相当が隠されていました。
真弓容疑者と谷口容疑者は、「高野容疑者ら預かっていたものです」と供述しました。高野容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認しています。板橋署は、高野容疑者が組から薬物を保管するよう指示されていた可能性もあるとみて捜査しています。
この事件は、警察官が「カップルのケンカ」の通報に駆けつけたことから発覚しました。薬物の密売は社会に大きな影響を与える問題です。今後も、警察による厳しい取り締まりが求められます。
