中日ドラゴンズの石川昂弥選手が、5月18日の対広島カープ戦で、本塁手前で減速してしまい、得点が認められないという珍事が起きました。このプレーについて、立浪和義監督は「ホームを踏むまでは全力で走らないと」と苦言を呈しました。
石川選手は、9回表に代打で登場し、左前打を放ちました。その後、代走に入ったのは、高校時代に100メートル走で10秒台を記録したという俊足の松本裕樹選手です。松本選手は、一塁から二塁への盗塁を成功させ、さらに三塁への進塁も決めました。ここで、中日は1点ビハインドでしたが、同点のチャンスを掴みました。
しかし、そのチャンスを生かせなかったのが、石川選手の足のエラーでした。打者の平田良介選手が放った左飛を捕球した広島の菊池涼介選手が本塁へ送球しましたが、そのボールは大きく逸れてしまいました。松本選手は本塁へ突入しましたが、本塁手前で減速してしまいました。そのため、広島の捕手・會澤翼選手がボールを拾ってタッチプレーを行いました。審判はアウトの判定を下しました。
このプレーについて、立浪監督は試合後の会見で、「ホームを踏むまでは全力で走らないと」とコメントしました。また、「（松本選手は）自分でも反省していると思う」とも語りました。
この試合は、中日が1-2で敗れました。石川選手の足のエラーが響いた形となりました。一方、広島は連敗を4で止めて勝ち点を挙げました。
