ブライトンがELでクラブ史上初勝利を挙げる！ 決勝点の起点となった三笘薫は抜群の存在感（SOCCER KING） - Yahoo!ニュース
ブライトンは26日、ヨーロッパリーグ（EL）・グループB第3節でアヤックスと対戦し、2－0で快勝した。1この試合で日本代表MF三笘薫はフル出場し、チームの初得点をアシストするなど、欧州大会におけるクラブ史上初勝利に大きく貢献した。
ブライトンは今シーズン、クラブ史上初となるヨーロッパの舞台に挑戦しているが、ここまで2戦未勝利で最下位に沈んでいた。一方のアヤックスも不振により指揮官を交代したばかりで、グループリーグ突破の可能性が危ぶまれていた。
試合は序盤から、ボールを支配するブライトンと堅いブロックを敷きながらカウンターを狙うアヤックスの構図になった。ブライトンは左サイドハーフで先発した三笘が攻撃の起点となり、何度もチャンスを作った。25分には、GKからのロングフィードをファーストタッチで収めてドリブルを開始し、右足のアウトサイドからジョアン・ペドロにスルーパスを送ったが、ペナルティエリア内で倒されても判定は得られなかった。37分には、ピッチ中央に流れてきた三笘がDFの背後を狙ったJ・ペドロにスルーパスを送ったが、シュートはGKに弾かれた。
しかし、42分にようやくゲームが動いた。高い位置を取っていたセンターバックのルイス・ダンクが縦パスを入れると、ボールを引き出した三笘がカットインしてシュートを打った。GKが弾いたセカンドボールをJ・ペドロが押し込んで先制点を奪った。J・ペドロはこの得点によってEL3試合連続ゴールをマークした。
迎えた後半もブライトンの勢いは止まらなかった。53分にGKから繋いでアヤックスのプレスを打開し、右サイドで待つシモン・アディングラへとボールが渡ると、2列目から飛び出したアンス・ファティにチップキックのようなパスを供給した。ファティが冷静に左サイドネットへとシュートを流し込んで追加点を決めた。一方のアヤックスも56分にカウンターからクリスティアン・フリンソンがシュートを放ったが、ポストに直撃してしまった。
結局、試合はそのまま2－0で終了し、ブライトンが欧州大会におけるクラブ史上初勝利を挙げた。三笘はフル出場し、チームの公式戦6試合ぶりとなる白星に大きく貢献した。次節は来月9日の開催予定となっており、アヤックスのホーム『ヨハン・クライフ・アレナ』で両者が再び激突する。
ブライトンはELでの初勝利により、グループBで3位に浮上した。グループリーグ突破に向けて、残り3試合でどのような戦いを見せるのか、注目が集まる。三笘も今後もチームの攻撃を牽引し、欧州の舞台での活躍を続けたいところだ。
