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生活保護の基準額引き下げに抗議するデモに参加した受給者の声

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生活保護デモ「たまにはウナギも食べたい」なぜ批判? 20代受給者「救われた」「利用して休んだ後に再び社会に出れば大丈夫」当事者が語る実態と想い(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース

こんにちは、今回は京都で行われた「生存権を求めるデモ」についてお伝えします。このデモは、2013年から段階的に引き下げられた生活保護の基準額に不満を持つ受給者や支援者など約100人が参加したものです。デモでは、「たまには旅行に行きたいぞ」「たまにはオシャレもしたいぞ」「たまにはウナギも食べたいぞ」というプラカードを掲げる人もいました。これらの主張は、SNSなどで「旅行やウナギは最低限度の生活とは言えない」「働いている人でもそんな贅沢できない」と批判されることもありました。しかし、デモの実行委員会は、「生活保護憲法で定められた健康で文化的な最低限度の生活を保障する制度であり、受給者も人間として尊厳を持って生きる権利がある」と反論しています。

そこで、今回はデモに参加した生活保護を受給するしかまるさん(仮名・20代)にインタビューしました。しかまるさんは、大学受験に失敗してひきこもりから上京し、IT系の企業を立ち上げるも失敗してメンタルと体調を崩し、2021年度から生活保護を受け始めたという経歴を持ちます。しかまるさんは、自分の収入と支出の内訳や生活状況を公開し、生活保護の意義や課題について語ってくれました。

しかまるさんの収入は夏季(4~10月)が7万6420円、冬季(11~3月)が7万9050円で、YouTube動画作成などで約8000円稼いでいます。支出は食費が月約2万1000円、通信費が3300円、光熱費が約5000円で、合計で約2万9300円です。家賃や水道代は国が負担しています。余った分は貯金に回しています。しかまるさんは、「生活保護でもウナギを食べることはできるし、切り詰めたとしても栄養のある食事は摂れると実感している」と言います。また、「1週間に1度ほど外食するが、自炊と同じ1日700円計算で使う」とも話します。

しかまるさんは、「生活保護があって良かった。もし制度がなかったら、僕はこの場にいないし、生活保護に救われた」と感謝の気持ちを述べます。しかし、今回のデモについては、「わざわざ訴える必要性はなかったと思う。若者や本当に必要としている人が受給する選択肢を取りにくくなるのでは? 」と懸念を示します。また、「生活保護はメンタルや身体的な体力がない人たちが使っていき、回復した後に働きたいと思ったら働くという形が良いと思うし、そのように使うべきだ」と自分の考えを述べます。

しかまるさんの話を聞いて、生活保護の受給者の実態や思いについて少し理解できたのではないでしょうか。生活保護は、憲法で保障された人間の権利であり、受給者も尊厳を持って生きることができるようにするべきだと思います。しかし、同時に、生活保護の基準額や制度の見直しも必要なのかもしれません。生活保護をめぐる議論は、これからも続くでしょう。