米加州で車中生活者が増加 住宅価格高騰など背景に（ＡＦＰ＝時事） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は米カリフォルニア州で起きているキャンピングカー問題についてお話ししたいと思います。キャンピングカーと聞くと、どんなイメージが浮かびますか？私は昔は自然や海を満喫する旅行者やサーファーが乗っているものだと思っていました。しかし、最近ではそうではなくなってきました。実は、カリフォルニア州では住宅危機やホームレスの増加により、キャンピングカーは生活苦から逃れるための最後の手段となっている人々が多く住んでいるのです。
AFPBB Newsによると、カリフォルニア州には全米のホームレスの約3分の1も同州に集中しており、ロサンゼルス郡だけでホームレスは7万5000人以上に上っています。その中にはキャンピングカーやトレーラーハウス、乗用車を生活の場とする人々も含まれています。彼らは家賃が高すぎて払えない、仕事が見つからない、子どもを保護される、住宅補助制度が利用できないなどの問題に直面しています。
記事では、ベニスビーチ近くに止めたキャンピングカーで暮らすボー・ビアードさんの話を紹介しています。彼は刑事施設に収容されたことですべてを失った後、一からやり直そうとしてカリフォルニア州に移住しましたが、思ったようにはうまくいきませんでした。ロサンゼルスの6月の平均家賃は2950ドル（約43万円）に達しましたが、彼は57歳という年齢で再就職も難しく、仕事もありませんでした。パートナーの女性が妊娠したため、家族で暮らせるようにとキャンピングカーを購入しましたが、子どもは生まれて間もなく市の当局者に連れて行かれました。キャンピングカーでの生活は子育てには不適切で保護が必要と判断されたためです。さらに、キャンピングカーがあることで低所得者向け住宅補助制度の利用が難しくなりました。「人生最悪の経験だった」と彼は振り返ります。
ビアードさんのようにキャンピングカーで暮らす人々に対する周囲の反応はさまざまです。一部の人々は彼らに同情や支援を示しますが、他の人々は彼らを迷惑だと思っています。記事では、キャンピングカーに住む人々を排除しようとする住民や、キャンピングカーに住む人々を支援しようとする市民団体の活動についても触れています。また、政府もキャンピングカー問題に対して何らかの対策を行っていますが、効果はまだ見えていません。
私はこの記事を読んで、キャンピングカー問題は単に個人の問題ではなく、社会全体の問題だと感じました。住宅危機やホームレスの増加は、経済や社会の不平等や不安定さを反映しています。キャンピングカーで暮らす人々は、自分たちの夢や希望を捨ててしまった人々ではありません。彼らは生きるために必死になっている人々です。私たちは彼らを見捨てることなく、理解や支援を示すべきだと思います。そして、政府や市民社会も一緒になって、キャンピングカー問題を解決するための効果的な策を講じるべきだと思います。
