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ドイツ外相が習主席を「独裁者」と呼び中国が反発、日本はどう対応するか

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「習近平は独裁者」ドイツ外相発言に中国が猛反発も…SNSで賛同相次ぐ「本当のこと言っただけ」「岸田首相も言って」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース

こんにちは。今回は、ドイツのベーアボック外相が訪米中にFOXニュースのインタビューで、中国の習近平国家主席を「独裁者」と呼んだことが中国の反発を招いた事件について考えてみたいと思います。

まず、この発言の背景には、ロシアのウクライナ侵攻という国際的な危機があります。ベーアボック外相は、ウクライナへの支援を表明するとともに、プーチン大統領がこの戦争に勝てば、世界のほかの独裁者たちがどんなシグナルを受け取ることになるかという問題提起をしました。そして、その中で、習主席を「独裁者」と呼んだのです。

これは、ドイツが人権や民主主義という価値観を重視する立場から、中国に対して強いメッセージを送ろうとしたものと見られます。実際、ベーアボック外相は緑の党に所属し、香港やウイグル問題などで中国に批判的な姿勢で知られています。また、ドイツは欧州連合EU)内でも中国への対抗策を主導しており、今年1月にはEUと中国との投資協定(CAI)に署名したものの、その後は人権問題や台湾問題で中国と対立しています。

一方、中国はこの発言に激怒しました。中国外務省は、「きわめてばかげた」内容で「公然たる政治的挑発」と非難し、ドイツに厳粛な抗議をおこないました。中国は、習主席を「独裁者」と呼ぶことを、中国の政治的尊厳の著しい侵害とみなしています。実際、今年6月には、バイデン米大統領カリフォルニア州で習主席を「独裁者」と表現したことにも強く反発していました。

中国は、自らの政治体制や国家主権に対する干渉や批判を許さない姿勢を貫いています。しかし、それは国際社会との対立や孤立を招く可能性もあります。実際、SNSでは、ベーアボック外相の発言に賛同する声が多く上がっています。多くの人々は、中国の人権侵害や領土拡張などに懸念を抱いており、中国に対して強く対抗する必要があると考えています。

では、日本はどう対応すべきでしょうか。日本の上川陽子外相は、19日からニューヨークでの国連総会が外交デビューとなります。岸田文雄首相も出席し、一般討論演説に臨む予定です。この場で、日本はどんなメッセージを発信するのでしょうか。

日本は、中国との関係を重視しつつも、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現やクアッド(日米豪印)の強化などで中国に牽制する戦略をとっています。しかし、中国は日本に対しても強硬な姿勢を見せています。例えば、尖閣諸島周辺での海上活動や東シナ海での防空識別圏ADIZ)の設定などで日本の領土や主権を侵害しています。また、日本の水産物輸入を全面停止するなど経済的な圧力もかけています。