千賀滉大が「歴史的」なMLB1年目終了 200K超え、防御率2.98に米メディア驚愕「新人王投票で1位か2位」（THE ANSWER） - Yahoo!ニュース
メジャーリーグのシーズンもいよいよ終盤に差し掛かり、各チームのプレーオフ進出の行方が注目されています。しかし、プレーオフには届かなかったとしても、今季の活躍が忘れられない選手がいます。それは、メッツの千賀滉大投手です。
千賀は、日本のプロ野球・ソフトバンクでエースとして活躍した後、昨年オフにメッツと4年総額4000万ドル（約43億円）の契約を結び、メジャーに挑戦しました。当初は、メジャーの環境に慣れるのに時間がかかるのではないかという声もありましたが、千賀は開幕からすぐに存在感を示しました。4月には、メッツの新人投手として初めて月間最優秀投手に選ばれるなど、素晴らしいスタートを切りました。
その後も、千賀は安定した投球を続け、メッツの先発ローテーションの柱として活躍しました。特に印象的だったのは、千賀の奪三振能力です。千賀は、速球やスライダーだけでなく、フォークボールやチェンジアップなどの変化球も駆使して、打者を翻弄しました。その結果、千賀は今季、200奪三振以上を記録した新人投手として、野茂英雄、ダルビッシュ有に次ぐ4人目の快挙を達成しました。また、千賀は、メッツの新人投手としては、ドワイト・グッデン以来の200奪三振以上、防御率3点台以下のシーズンをマークしました。
千賀の活躍は、米メディアからも高く評価されました。MLB公式のXは、「コウダイ・センガの歴史的な初めてのメジャーリーグシーズン」と題して、千賀の成績を紹介しました。また、MLB公式のメッツ番アンソニー・ディコモ記者は、千賀がナ・リーグの新人王投票で1位か2位になるだろうと予想し、サイ・ヤング賞でもいくつか票を得るはずだと述べました。千賀は、メジャー1年目としては出色のシーズンを送りました。
千賀は、27日（日本時間28日）に行われたマーリンズとのダブルヘッダーの第2試合に先発し、5回を2安打2失点、8奪三振の好投を見せました。これが今季最終登板となり、千賀は12勝7敗、防御率2.98、WHIP1.22、166回1/3、被安打126、与四球77、202奪三振という成績を残しました。勝敗こそつかなかったものの、防御率は3点を切って2.98となり、千賀は自身の目標であった防御率3点台を達成しました。
千賀は、試合後のインタビューで、「今季は本当にいろんなことがありました。メジャーに来て、チームメイトやコーチ、ファンの皆さんに支えられて、最後まで投げることができました。自分の投球には満足していますが、チームとしてはプレーオフに進めなかったので、悔しいです。来季は、もっと勝てるように頑張りたいです」と語りました。
千賀は、メジャーに挑戦した日本人投手の中でも、最高の1年目を送ったと言えるでしょう。千賀は、メジャーの舞台で自分の力を発揮し、多くのファンを魅了しました。千賀の今季の活躍は、日本の野球ファンだけでなく、世界の野球ファンにも感動を与えました。千賀は、メジャーの歴史に名を刻んだ投手となりました。千賀の今後の活躍にも、期待が高まります。
