「本当の失業率は約50％」という恐るべき中国不景気の実態 「寝そべり族」まで現れる末期症状（デイリー新潮） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は中国の若者の雇用状況についてお話ししたいと思います。最近、中国の16歳から24歳の失業率が過去最高の21.3％に達したというニュースがありましたが、実際にはもっと深刻な問題が隠されているのです。
中国は20世紀の終わりから高等教育の拡充を急ぎ、大学定員を増やしました。その結果、今年の大学や大学院の卒業生は過去最多の1158万人になりました。しかし、中国経済はコロナ禍や米中貿易戦争の影響で低迷し、雇用の創出が困難になっています。特に、四大都市である北京、上海、広州、深センの常住人口が初めて減少に転じたことは、若者が働き口がなく地方に帰ったことを示しています。
中国の若者は高い教育を受ければ、それに見合った報酬が得られる仕事を求めますが、現実はそう甘くありません。名門大学を出たエリートたちでさえ、フードデリバリーやPCR検査の補助員などのアルバイト的な仕事に就いたりしています。中国の公式統計は就職活動を行う若者を対象にしており、学生でもなく就職活動もしていないニートなど1600万人を含めれば、失業率は5割弱になるという指摘もあります。
中国の若者失業率の高さは、中国経済の今後にとって大きなリスクです。若者は消費や投資の主力であり、社会の活力や創造性の源泉でもあります。若者が失望や不満を抱えると、社会の安定や発展に悪影響を及ぼす可能性があります。中国政府は若者の雇用を優先的に支援し、教育と雇用のミスマッチを解消する必要があります。
以上、中国の若者の雇用状況についてでした。
