ああいえばこういう…神宮外苑「再開発反対派」が都合よく無視する「樹木はもともと人工林でこれまでも伐採」していた事実（みんかぶマガジン） - Yahoo!ニュース
神宮外苑地区の再開発事業について、桑田佳祐さんや平尾剛さんなどの反対派が、歴史や文化を守るという名目で印象操作をしているという指摘があります。しかし、その主張は、神宮外苑の本質を見誤っていると言えるでしょう。
神宮外苑の木々は、明治時代に植えられたものであり、それ以降も政府や明治神宮などの都合で何度も伐採や植樹が行われてきた人工林です。樹齢100年を超える木を切るなというのは、神宮外苑の歴史を無視した感傷的な主張に過ぎません。神宮外苑の木は、人間の手によって美しく守られてきたものであり、その美しさを継承するためには、適切な管理や更新が必要なのです。
神宮外苑のスポーツ施設も、老朽化したものを建て替えることは、スポーツの発展や普及にとって必要なことです。秩父宮ラグビー場は、香山蕃さんが私財を投じて建てたものですが、その香山さんは、ラグビーを広めるためには施設の改善が必要だと考えていました。ラグビー場を取り壊すことは、先人の遺志を踏みにじることではなく、むしろ受け継ぐことなのです。
再開発事業は、神宮外苑のみどりやスポーツの拠点としての魅力を次の100年に繋げるために必要なものです。地区を南北に貫く「みどりの散策路」やオープンスペースの整備、国際的な文化とスポーツの拠点としての施設の整備など、神宮外苑のにぎわいや安らぎを増す計画が進められています。市民参加型のイベントや植樹なども予定されており、神宮外苑に親しみを感じてもらえるような取り組みが行われています。
神宮外苑は、東京のど真ん中にありながら、人間らしくドキドキしたり、ほっこりしたり、センチメンタルになったりできる場所です。その魅力を失わずに、新しい時代に合わせて生まれ変わることが、神宮外苑の本質なのです。再開発事業には、歴史や文化を守るという真の意味があるのです。
