プロ野球選手会が異例の直接交渉 巨人・菅野、ヤクルト・小川がＮＰＢ訪問 先発投手の特例要求（デイリースポーツ） - Yahoo!ニュース
プロ野球選手会が、先発投手の登板間隔に関する特例を日本野球機構（NPB）に要求するために、9月7日にNPBの事務所を訪問した。選手会の代表である巨人・菅野智之投手とヤクルト・小川泰弘投手が、NPBのコミッショナーである佐々木恭介氏や事務局長の松井孝治氏と面談した。
選手会は、先発投手が6日間の登板間隔を必要とする場合に、1試合だけ特例として5日間で登板できるようにすることを求めている。現在の規定では、先発投手は6日間以上の登板間隔を必要とする場合には、故障者リストに入らなければならない。選手会は、この規定が先発投手の負担を増やし、故障やパフォーマンス低下につながると主張している。
選手会は、この問題について昨年からNPBに対話を求めてきたが、なかなか進展しなかった。そこで、選手会は異例の直接交渉に踏み切った。菅野投手は、「今まで何度も話し合いをしてきたが、結果が出なかった。今回は直接会って話すことで、選手の思いを伝えたかった」と語った。小川投手も、「先発投手の声を届けることができたと思う。NPBも理解してくれたと感じた」と話した。
NPB側は、選手会の要求を受け入れるかどうかは明言しなかったが、今後も話し合いを続ける姿勢を示した。佐々木コミッショナーは、「選手会から具体的な提案を受けた。今後は球団や監督などとも協議していく」と述べた。松井事務局長も、「選手会の意見を尊重する。今後は慎重に検討していく」と語った。
この問題は、来季以降のプロ野球のルール改正に関わる重要なテーマである。選手会とNPBの対話がどのように進むか注目される。
