なぜ「原付の区分」見直す？ 排気量125cc以下は「原付」に!? 警察庁が検討開始する理由とは（くるまのニュース） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は、原付に関する衝撃的なニュースをお伝えします。警察庁が、排気量125ccまでの二輪車を原付に分類することを検討していると発表したのです。これは一体どういうことなのでしょうか。
現在、道路交通法では排気量50cc以下の二輪車が原動機付自転車（原付）と定められています。しかし、2025年からは自動車の排出ガス規制が強化される予定で、原付もその対象になります。この規制では、一酸化炭素や窒素酸化物などの有害物質を減らすことが求められます。
しかし、問題は排気量50cc以下の二輪車では現状の技術では規制基準を満たすことができないということです。バイクの排気ガスを浄化する装置はエンジンで温める必要があるのですが、50cc以下では温度上昇に時間がかかってしまい、浄化効果が出る前に規制値を超えてしまいます。
そこで警察庁は、排気量125cc以下の二輪車についても一定の条件下で原付に分類することを検討しています。その条件とは、エンジンの最高出力を4キロワット以下に制限することです。このようにすれば、排気量125ccでも浄化装置の温度上昇時間が短縮され、規制基準をクリアできるというわけです。
これは環境保護の観点からは朗報ですが、バイク乗りにとってはどうなのでしょうか。原付の区分見直しは、交通ルールや運転免許にも影響を与える可能性があります。例えば、原付は信号待ちで右折レーンに入れないというルールがありますが、これは排気量125ccの二輪車にも適用されるのでしょうか。また、原付免許では125ccの二輪車を運転できないという制限がありますが、これは変更されるのでしょうか。さらに、原付は自動車税や自賠責保険料が安いというメリットがありますが、これは排気量125ccの二輪車にも適用されるのでしょうか。
警察庁は、近く自動車業界関係者や大学教授などの専門家を集めて有識者検討会を開催し、提言を取りまとめるとしています。原付の区分見直しは、環境保護や交通安全にどのような影響を与えるのか、注目されます。
