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ツール・ド・北海道の自転車事故、警備会社の主張に疑問の声

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「ツール・ド・北海道」死亡事故、現場で警備の会社「規制中、コースに入ったとは考えられない」…選手が追い越しのために“はみ出した”の見方に、疑問の声(HBCニュース北海道) - Yahoo!ニュース

先日、北海道上富良野町で開催された自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」で、出場中の大学生が反対車線の乗用車と衝突し、死亡するという悲惨な事故が発生しました。この事故について、現場を含むコースの通行規制にあたっていた警備会社は「規制中に事故車両がコースに入ったとは、考えられない」と主張していますが、その根拠や信憑性には疑問が残ります。

まず、警備会社は、規制時間内に事故が発生したことを認めていますが、事故車両が通り抜けていったという報告はなかったと言っています。しかし、これは警備員の配置や無線の状況によっては見逃してしまう可能性もあります。また、警備会社は、規制前に事故車両がどこからか入っていて、レース中かどうかわからず、動いてしまったのではないかと推測していますが、これも確証がなく、乗用車の運転手の証言とも食い違っています。1乗用車の運転手は、「吹上温泉に向かうため、規制前だったので、そのまま通行した」と話しているということです。

次に、警備会社は、原則として信号機設置場所や大きな枝道などに警備員を配置していたと言っていますが、現場はカーブが連続する片側1車線の山間路であり、自転車のはみ出しを禁止していたとしても、反対車線に入る可能性のある道路が他にもあったかもしれません。実際、大会の運営団体も、「通行規制のコース内で、車の合流、進入の可能性のある道路が、どこに、いくつあるのかは、こちらで全て網羅しているわけではなく、そうした可能性のある全ての地点に警備員がついていたわけではない」と説明しています。

さらに、警備会社は、過去にも同じコースを使ったことがあると言っていますが、その時も同じような警備体制だったのでしょうか。また、当日の天候や交通量なども考慮されていたのでしょうか。この大会に出場していた選手やプロの選手からは、「今回は看板などでお知らせが立っていなかった」「交通規制が緩くなっていた」「反対車線にも多くの車両が入っていた」という証言や指摘が相次いでいます。これらは警備会社や運営団体の安全管理に問題があったことを示唆しています。

最後に、警備会社は、事故現場付近では、2キロ手前に2人の警備員を配置していたと言っていますが、それでは十分な対応ができたのでしょうか。事故の瞬間を目撃した人はいないのでしょうか。また、事故後の救護や通報などの対応はどうだったのでしょうか。警察や消防への通報は事故発生から10分以上も遅れています。これは警備会社や運営団体の責任ではないのでしょうか。

以上のように、警備会社の主張には矛盾や不明点が多く、事故の真相を隠蔽しようとしているようにも見えます。警察は業務上過失致死などの疑いも視野に捜査する方針ですが、時間がかかるという見通しです。この事故で亡くなった五十嵐選手のご冥福をお祈りするとともに、真実が早く明らかになることを願っています。