こんにちは。今日は、欧州で進められているEV（電気自動車）化について考えてみたいと思います。皆さんは、EVが本当に環境に良いと思いますか？実は、その答えはそう簡単ではありません。
欧州では、2035年までに全ての自動車をEVにするという目標を掲げています。しかし、その背景には、ディーゼル車の不正問題が隠れています。ディーゼル車というと、日本ではあまり馴染みがありませんが、欧州ではかつて環境車として人気がありました。しかし、2015年にドイツのフォルクスワーゲンが不正ソフトを使って排ガス規制をごまかしていたことが発覚しました。その後、他のメーカーも同様の不正を行っていたことが明らかになりました。この問題は欧州の自動車産業に大きな打撃を与えました。
そこで、欧州はディーゼル車の失敗を忘れさせるかのように、大慌てでEV化を急ぎ始めました。しかし、その科学的根拠や社会的影響は十分に検討されていないようです。例えば、京都大学などの研究機関が出したレポートでは、EVは全体として環境にむしろ悪影響を与えるという結果が出ています。その理由は、EVの製造や充電に使われる電力が化石燃料から発生する場合が多く、CO2排出量が増えるからです。また、EVのバッテリーはリチウムやコバルトなどの希少金属を多く使っており、その採掘や廃棄にも環境問題が起きています。
さらに、EVは火災事故のリスクも高くなっています。最近では、運搬船や倉庫で積荷のEVが発火するという事件が相次いでいます。EVのバッテリーは熱暴走や衝撃によって発火する可能性があります。その際には、消火が困難であり、有毒なガスや粉塵が発生する危険性もあります。
これらの問題を考えると、EV化は欧州のお家芸である規格縛りの一環であり、日本はそれに巻き込まれないように注意しなければならないと思います。日本は、トヨタを筆頭に、ハイブリッドや燃料電池などの技術を持っています。これらの技術は、EVよりも環境に優しく、安全性も高いと言えます。日本は、欧州のEV化に追随するのではなく、自分たちの強みを生かして、真に環境に貢献できる自動車を開発していくべきだと思います。
