「メディアの方たちも同罪ですよ」 ジャニーズ会見、追及する報道陣に東国原英夫氏が苦言（ENCOUNT） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は、話題になっているジャニーズ事務所の記者会見についてお伝えしたいと思います。
ジャニーズ事務所と言えば、日本の芸能界を牽引してきた大手芸能プロダクションです。数々の人気アイドルグループや俳優を輩出してきたことで知られていますが、その裏では創業者である故・ジャニー喜多川氏が若い男性タレントに対して性的な暴行やハラスメントを繰り返していたという疑惑が浮上していました。
この問題は、昨年発売された『週刊文春』で元タレントのA氏がジャニー氏からの性被害を告白したことで一気に表面化しました。その後も、他の元タレントや関係者からも同様の証言が相次ぎました。しかし、ジャニーズ事務所はこれまで一貫して問題を否定し、沈黙を守ってきました。
しかし、ついに7日になって、ジャニーズ事務所が初めて記者会見を開きました。会見には現社長の藤島ジュリー景子氏と新社長に就任することになった東山紀之氏、そしてジャニーズアイランドの社長である井ノ原快彦氏が出席しました。会場には200人以上の報道陣が集まり、地上波5局で生放送されるなど大きな注目を集めました。
会見ではまず、藤島氏が挨拶をしました。藤島氏は、「性加害はあったと認識しております」と言って、ジャニー氏の性加害を正式に認めました。そして、「被害者の皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。また、「問題を放置してきた事務所としての責任」や「被害救済への取り組み」についても言及しました。
そして、藤島氏は、「9月5日をもって代表取締役社長を引責辞任しました」と発表しました。藤島氏は、ジャニー氏の娘であり、副社長であった故・メリー喜多川氏の責任についても言及しました。藤島氏は、「メリーは私の母であると同時に、副社長として事務所をずっとけん引して、ジャニーがプロデュースしたタレントたちを守ってきた人です。しかし、ジャニーの性加害については、知らなかったというのが本当のところです。私も知らなかったし、メリーも知らなかった。それが事実です」と語りました。
次に、新社長に就任することになった東山氏が挨拶をしました。東山氏は、「このような状況の中で社長に就任することになりましたが、ジャニーズ事務所の再出発を目指して全力で取り組んでまいります」と述べました。東山氏は、過去に所属したジャニーズJr.が書籍の中で、東山氏の「性的な加害について言及されている」という質問に対して、「したことがないです」と否定しました。また、ジャニー氏の性加害については、「ジャニーさんを信じていたことで、あくまでうわさであると思っていました。今回の報告書を見て、ショックを受けました」と語りました。
最後に、井ノ原氏が挨拶をしました。井ノ原氏は、「ジャニーズ事務所はこれからも夢や希望を与えるエンターテイメントを提供していきたいと思っています。そのためには、社会的な責任や倫理観を持って、透明性の高い経営を行っていかなければなりません。私たちはそのことを忘れずに、改革に取り組んでまいります」と述べました。
以上が、ジャニーズ事務所の記者会見の内容です。この会見は、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が先月29日に提出した調査結果報告書を受けて開かれました。報告書では、ジャニー氏による性加害を事実と認定するとともに、同族経営の弊害があったとして社長辞任などを提言していました。
この会見は、ジャニーズ事務所が初めて性加害問題について公式に認めて謝罪した歴史的なものでした。しかし、これで問題が解決したわけではありません。被害者やファンからは、今後の具体的な対策や補償などについても期待されています。ジャニーズ事務所は、今回の会見をきっかけにして、本当の意味での再出発を果たせるのでしょうか。今後の動向に注目したいと思います。
