【ジャニーズ会見までの舞台裏】東山紀之社長決定までに何があったのか？外資から「買いたい」打診も 一時浮上していた「松本潤社長」計画（NEWSポストセブン） - Yahoo!ニュース
ジャニーズ事務所は9月7日、故・ジャニー喜多川氏による性加害問題についての会見を行い、代表取締役社長の藤島ジュリー景子氏が辞任し、新社長に所属タレントの東山紀之氏が就任することを発表した。東山氏は、ジャニー氏の性加害を認めて謝罪し、年内をもって表舞台から引退するという決意を表明した。
この会見は、8月29日にジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が調査報告書を公表したことを受けて行われた。報告書では、ジャニー氏が1950年代から2010年代半ばにわたって性加害を行ってきたことが事実認定され、ジュリー氏の辞任や被害者への対話と補償などが提言されていた。
東山氏は、1966年生まれの56歳で、1985年に少年隊としてデビューした。グループ活動のほか、ドラマや舞台、映画などで俳優としても活躍し、2010年に女優の木村佳乃氏と結婚した。近年は、後輩タレントやジャニーズJr.と共演したり、舞台の演出を手がけたりするなど、ジャニーズ事務所の伝統を継承する役割も果たしてきた。
しかし、今回の会見で東山氏は、「人生をもってこの問題に取り組んでいく」と述べ、芸能界から身を引くことを明らかにした。これにより、38年間続けてきたエンターテイメントの道から離れることになる。ファンや関係者からは惜しむ声や驚きの声が上がっている。
一方で、東山氏の社長就任は、ジャニーズ事務所にとって大きな転換点となるだろう。同族経営を貫いてきたオーナー企業で初めてタレントが経営トップに就くことで、事務所の体質改善や再生へ向けた一歩となる可能性がある。東山氏はどのようにジャニーズ事務所を率いていくのか、今後の動向に注目が集まる。
