「陰湿な苦情もある。本当に汚い」“偏見”も乗り越えて...金メダル北口榛花の師匠セケラック氏が嘆いたチェコでの実情を母国メディアが報じる（THE DIGEST） - Yahoo!ニュース
こんにちはす。
今回は、世界陸上で日本女子選手史上初の金メダルを獲得したやり投げの北口榛花選手についてお話ししたいと思います。
北口選手は、チェコ人コーチのデイビッド・セケラック氏に指導されています。セケラック氏は元やり投げ選手で、2004年アテネオリンピックにも出場した経験を持ちます。彼は2016年に日本陸連からオファーを受けて来日し、北口選手を含む日本のやり投げ選手たちを指導してきました。
しかし、チェコでの競技活動は決して順風満帆ではありませんでした。セケラック氏は母国メディアに対して、日本人選手を指導することで偏見や陰湿な苦情に遭うこともあったと語っています。
「なかには陰湿な人々もいる。つい数日前も連盟に対して、私が日本人を指導しているという匿名の苦情があった。私も彼女も連盟の金で雇われていると言って、泣きつきたかったのだろう。本当に汚いものが溢れている」と嘆いています。
それでも、北口選手は厳しい環境で謙虚に努力を重ねました。セケラック氏は、「5分の遅刻も許さない」という厳格なルールを設けていますが、北口選手は4年以上にわたりそれに従ってトレーニングを積んできました。
その成果が実ったのが世界陸上でした。最終6投目で66m73のビッグスローを叩き出して大逆転劇を演じた北口選手は、史上初の快挙を成し遂げました。
