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笠井信輔アナ、がんを通じて出会った人々の声に感謝と思い

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news.yahoo.co.jp

フリーアナウンサー笠井信輔さんが、自身のインスタグラムでがんを通じて出会った人々の声に感謝と思いを綴りました。笠井さんは2019年に血液がんであるびまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断され、抗がん剤治療を受けていました。2020年には完全寛解を発表し、現在は活動を再開しています。

笠井さんは8日に福岡で行われた講演会に参加したことを報告しました。その際、夫を同じがんで亡くした女性からの手紙をいただいたと明かしました。その手紙には、笠井さんが同じ病気を公表したことで気にかけてくださり、完全寛解を喜んでくださる内容が書かれていたということです。笠井さんは「その悲しみに暮れている最中、私のことを気にかけてくださり、完全寛解を亡くなったご主人代わりにとても喜んでくださる内容に胸が熱くなりました」と感動した様子を伝えました。

一方で、笠井さんは「実は“私の家族は同じ病気で死んだのに、なぜあなたは生きているんですか?”といった内容のお手紙をいただいたりします」とも告白しました。その手紙に対して、笠井さんは「申し訳なさとともに、ある種、共感するのは、私も抗がん剤治療中は、がんを乗り越えた人たちをただただ羨ましく、ときには妬みの感情を感じていた時期があったからです」と率直に語りました。そして、「確かに患者本人が1番苦しいのですが、寄り添っている家族も本当にきつく辛い日々を送っています」と家族の立場も理解した上で、「そうした中で、肉親を亡くしても私の生還も喜んでくださる その気持ちが嬉しいのです」と前述の手紙への感謝を再び述べました。

さらに、笠井さんは福岡空港へ向かう途中でレストランで食事をしていたときの出来事も紹介しました。小さな子供2人を連れた女性が隣に座り、笠井さんだと気付いて「私、笠井さんと同じがん、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫なんです。笠井さんが乗り越えられたことを励みに頑張ってきました」と声をかけてきたそうです。この女性も現在は寛解したということで、「知らない2人どうしで笑顔で喜び合いました」と笑顔で語った笠井さん。「特に同じがんだと、気持ちがすぐに1つになれます」と「がん友」と呼ばれる仲間の存在を強調しました。

笠井さんは「小学生と幼稚園の小さなお嬢さん2人を抱えて血液がんになるなんて、おそらく30代、AYA世代での罹患に相当苦しかったはずなのに、本当によくがんばりました」と女性の闘病を称えました。そして、「そこでやっぱり考えてしまうのです 同じがんでも、生還できる人と亡くなる方がいます その境界線は一体どこで引かれるんでしょうか?」と自身の生還についても謙虚に問いかけました。「ステージ4の私は、なぜ命を返していただけたんだろうかと 医学と薬の進化を強く感じている中で、なぜ無念にも天国に召される方がいるのだろうかと よかった、と、申し訳ない ふたつの気持ちの狭間で 1人でも多くの方が、がんを乗り越えることができればと願うのです」と、がん患者や家族に寄り添う思いを綴りました。

この記事は、笠井信輔さんのがんと向き合う姿勢や人間性を垣間見ることができるものです。笠井さんは自身の経験を通して、がんに関するさまざまな声に耳を傾け、感謝や共感を示しています。また、偶然にも同じがんを乗り越えた女性と出会ったことで、「がん友」という特別な絆を感じたことも伝えています。笠井さんは自分の生還に対しても謙虚であり、医学や薬の進歩に感謝しつつも、亡くなった方への申し訳なさや悲しみも抱いています。笠井さんは「1人でも多くの方が、がんを乗り越えることができれば」という願いを最後に述べています。この記事は、がんという難病に立ち向かう人々やその家族に勇気や希望を与えることができるのではないでしょうか。