こんにちは。 団塊ジュニア世代とは、1971～1974年に生まれた49～52歳の人たちのことで、現在、働き盛り真っただ中です。しかし、この世代は大きな岐路に立たされています。 なぜなら、バブル期に育った彼らは、成果主義や出世競争に身を投じてきたものの、その代償として心身の健康や家庭や趣味などの人生のバランスを失ってしまったからです。
今回は、そんな団塊ジュニア世代の一人である澤村昭吾さん（仮名）の人生を紹介したいと思います。 澤村さんは、有名私大を卒業後に大手自動車メーカーの販売会社にトップ内定で就職しました。 周囲からエリートとして期待され、メーカー本社に出向したり、会社史上最年少で課長に就任したりと、出世街道を突っ走ってきました。 しかし、その裏では、過酷なノルマや長時間労働によって「2度、ぶっ壊れた」という悲惨な経験をしていました。
澤村さんは、最初にぶっ壊れたのは36歳の時でした。 その時は、自律神経失調症と診断され、1年間休職しました。 その後復帰したものの、仕事への情熱やモチベーションが失われていました。 それでも、出世することが自分の存在意義だと思い込んでいた澤村さんは、無理をして働き続けました。 そして、2度目にぶっ壊れたのは46歳の時でした。 その時は、うつ病と診断され、2年間休職しました。 その間に離婚もしました。
現在49歳の澤村さんは、仕事に復帰していますが、課長から平社員に降格されています。 出世することがすべてだった彼は、自分の人生に何の意味があるのかわからなくなっています。 彼は今後どうなるのでしょうか？ 団塊ジュニア世代の多くが抱える問題に直面している彼は、私たちに何を教えてくれるのでしょうか？
