大谷翔平選手は、7月11日（日本時間12日）にシアトルで開催されるオールスター戦で、投打二刀流起用が指揮官により容認されました。すでにア・リーグ指名打者として先発出場が決定していますが、フィル・ネビン監督は「彼がやりたいことなら私は『ノー』とは言わない」と話しました。
大谷選手は今季ここまで、投手として7勝3敗、防御率3.02、リーグ2位の127奪三振の成績を残しています。打者としては、リーグ4位の打率.309、同1位の28本塁打、同2位の64打点で3冠王も射程圏内にいます。22日（同23日）に発表された先発野手を対象としたファンによる1次投票では、ア・リーグ指名打者部門で264万6307票を獲得し、リーグ最多得票でした。
投手は選手間投票などにより、7月2日（同3日）に発表されます。大谷選手は2年連続で投打二刀流選出されていますが、昨季は打者としてのみ出場しました。投打同時出場なら、2年ぶり2度目です。指揮官は「彼次第だ。WBCの時のように特別な瞬間なんだ」と二刀流起用を後押ししました。
本塁打ダービーに関しても大谷選手の意思を尊重する姿勢を見せましたが、「彼はもう断ったと思う。どうかはわからないけど」とも述べました。「見ている分には楽しいが、選手から多くのものを奪う。多くの選手が立ち直れないのを見てきた。彼は（出場したとしても）体のケアをして、体調を整えると思うが、不安はある」と率直な気持ちを口にしました。
