大谷翔平投手は、エンゼルスの本拠地・ホワイトソックス戦に「2番・投手」で投打同時出場し、1試合2本塁打をマークしました。1試合2発は今季3度目、通算15度目で、二刀流マルチ本塁打は自身初めてになります。
この試合2本目の28号を放つと、実況席からは「MVPが6月に確固たるものになるなんて」と驚きの声が上がりました。
大谷は初回に27号ソロ、7回には元同僚トゥーサントから左中間へ28号ソロを運びました。7回途中に爪が割れた影響で降板しましたが、全くものともしない一発でした。
エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」も唖然とするしかありませんでした。
実況のウェイン・ランダッゾ氏は「アンビリーバブル。MVPが6月に確固たるものになるなんて、見たことがありません。今年のア・リーグで(大谷以外の)誰かがMVPになるのは、あり得ません」と興奮気味に語りました。
これでも物足りなかったのか。ランダッゾ氏は「馬鹿げていますよ。これはショータイムです。ほとんど別次元です」と言葉を紡ぎました。止まらぬ打棒でHRキングを独走する二刀流。2年ぶりMVPが既に“確定路線”となった躍動ぶりです。