南米・コロンビアのアマゾンで墜落した小型機に搭乗し、行方不明になっていた子供4人が、40日ぶりに救助されました。13歳の長女・レスリーさんの「サバイバル能力」が、きょうだいの命をつないだとされています。
墜落した単発プロペラ機・セスナ206は、5月1日の早朝、迫害を受ける先住民族のウィトト族の一部を避難させるため、人里離れたアララクアラの集落を離陸しました。
パイロット、先住民族の長、母親と4人のきょうだいが乗っていました。
機体は5月16日夜に発見されましたが、前方が大きくひしゃげた状態でした。
前方の席に座っていた大人3人全員が死亡していましたが、子供たちの姿は見当たりませんでした。
子供たちは、ありったけの食料をかき集めると手を取り合い、機体のドアを開けて外へ踏み出しました。
水源の重要性を教わっていたレスリーさんは、川を探すことを目指してきょうだいを率いました。
その後1カ月以上も続く、密林でのサバイバルが始まりました。
