こんにち。今日は悲しいお知らせがあります。
能代市にある羊羹一筋186年の老舗「熊谷長栄堂」が6月末に閉店することになりました。
この羊羹は北前船に乗っていた京都の菓子職人から教わったという伝統的な製法で作られており、素朴な味わいとなめらかな食感が特徴です。能代の名物として親しまれてきたこの羊羹は、もうすぐ手に入らなくなってしまいます。
閉店の理由は、店主の鈴木博さん（88）が高齢で後継者もいないことだそうです。鈴木さんは2014年に亡くなった7代目の兄から店を引き継ぎ、弟の保さんと一緒に切り盛りしてきましたが、昨年保さんも亡くなりました。
また、充塡機も故障しがちで、従業員も高齢化しているとのことです。鈴木さんは「自分も10人いる従業員も高齢。後継者もいない」と話しています。
私はこの店の閉店を非常に残念に思っています。
186年もの歴史を持つ老舗が消えてしまうのは、能代の文化的な損失だと感じます。
閉店を知った常連客からも注文が殺到しているそうなので、早めに行かないと売り切れてしまうかもしれません。
最後に、「熊谷長栄堂」の鈴木さんと従業員の皆さんに感謝の言葉を述べたいと思います。長年にわたって美味しい羊羹を作ってくださり、ありがとうございました。これからもお元気でお過ごしください。
