全仏オープン女子ダブルス3回戦で、加藤未唯選手が失格処分を受けました。加藤選手が相手コート側に送った球がボールガールを直撃し、審判は一度は警告を与えたものの、相手組の執拗な抗議で加藤選手は失格となりました。大会ディレクターのアメリ・モレスモ氏は、大会総括の会見で加藤失格問題について言及し、「ロッカールームでは、この件に関してかなり意見が分かれていると思います。多くの人が、あるいは多くの選手が『フェアじゃない』と言っていた。ボールガールを7、8分以上泣かせたのなら、意味がある、という意見も聞いた」と述べました。さらに、「私はコメントするつもりはない。なぜなら、決定を下した後にビデオを見るのは、簡単だからだ。決定はツアースーパーバイザーと審判によって下されたもの。ビデオを見ずに、コートに来て、自分が見ていないものを、誰かが報告している事実に基づいて、その場で判断しなければならない」と審判とスーパーバイザーを尊重しました。
この騒動について、海外メディアでも報道され、「信じられない」という疑問の声が挙がっています。日本のネット上でも批判の声が止まない今回の騒動です。
