こんにちは。今日は大阪市の計算ミスで65万円の返還を求められた家族の苦悩についてお話ししたいと思います。この話題は、[MBSの番組]で取り上げられたものですが、11月に進展がありました。大阪市はどのような判断をしたのでしょうか。
- 事の発端：3人の子どもがいる湯川さんの家族は、自閉症の高校生の娘が放課後等デイサービスに通っていました。このサービスの利用者は、所得に応じて月額の負担上限額が決まっていますが、湯川さんの場合は3年前に突然4600円に変更されました。湯川さんは何度も役所に確認しましたが、間違いではないと言われました。
- 追加の支払い通知：今年8月、湯川さんのもとに大阪市から文書が届きました。その内容は、4600円は誤りで、実際は3万7200円だったということ。そして、2年間の差額分の約65万円を返還してほしいということでした。大阪市は、所得区分の計算に誤りがあったことを認めましたが、支払い期限は納入書が届いてから約1か月あまりと短期間でした。
- 家族の苦悩：湯川さんは、65万円という大金を一括で支払うことは困難だと訴えました。また、最初から正しい金額を知っていれば、娘の通う回数を減らすなどして出費を抑えていたとも言いました。娘にとって放課後デイは居場所であり、友達もできているということでしたが、追加の支払いがあれば、通えなくなる可能性もありました。
- 大阪市の結論：11月、湯川さんのもとに再び大阪市から文書が届きました。その内容は、追加の支払い額を減額するというものでした。大阪市は、計算ミスによる返還額のうち、約40万円を免除するという判断をしました。残りの約25万円については、分割払いや延滞金の免除などの措置をとるということでした。
- 今後の課題：大阪市の減額措置に対して、湯川さんは「少しは救われた」と感じましたが、「まだ25万円も払わないといけないのは辛い」とも言いました。また、大阪市の計算ミスは湯川さんの家族だけではなく、他にも約2000件あったということです。大阪市は、今後このようなミスを防ぐために、システムの見直しや職員の教育を行うということですが、果たして十分な対策になるのでしょうか。
