借金理由に子ども返してもらえず「悔しさ、悲しさ、絶望」死亡女児の母親が訴え 富田林2歳児放置死(読売テレビ) - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は、大阪府富田林市で2歳の女児をベビーサークルに閉じ込めて熱中症で死亡させた罪に問われている男の裁判員裁判についてお伝えします。
- 事件の概要:桃田貴徳被告(52)と内縁関係にあった小野真由美被告(47)は、小野被告の孫の優陽ちゃん(当時2)を去年6月、自宅でベビーサークルに閉じ込め、水や食事を与えずに放置し、熱中症で死亡させた罪に問われています。1桃田被告と小野被告は、事件の直前の2日間、USJ近くのホテルに連泊していました。2
- 母親の訴え:優陽ちゃんの母親は、28日の裁判で意見陳述を行いました。3母親は、小野被告の三男と結婚し、優陽ちゃんを授かりましたが、小野被告による理不尽な対応や夫の暴力に悩み、離婚しました。4その際、優陽ちゃんを取り上げられ、その後も金銭的な理由で返してもらえなかったといいます。5母親は、「なぜ優陽を渡してしまったのか、逃げてしまったと自分を責めている。6優陽が亡くなったのは私が弱かったからだと思う。7本当に本当にごめんなさい」と後悔の念を述べました。8また、「なぜ(優陽を)育てられない時点で小野家の誰も連絡をくれなかったのか。9悔しさ、悲しさ、絶望の思いです。10愛情がなければ(問題行動をとるのは)当たり前で、私と過ごしていた優陽に問題行動はなかった」と訴えました。11
- 被告の反応:桃田被告は、優陽ちゃんの死亡について「自分のせいだと思っている」と述べましたが、小野被告との関係については「彼女が好きだった」と語りました。小野被告は、優陽ちゃんの母親に対して「私はあなたのことを娘と思っていた。優陽ちゃんも孫と思っていた。ごめんなさい」と謝罪しましたが、母親は「嘘つき」と叫びました。裁判は、来月にも判決が言い渡される予定です。
この事件は、子どもの命を軽く見た大人たちの無責任さと残酷さを露呈したものです。優陽ちゃんの無念さと母親の悲しみは、計り知れません。