yahooアクセスランキング記事を要約する blog

ヤフーニュースのアクセスランキング記事を要約するブログです。

昭和30年のギザ十が27万円になった理由は? コインの美しさと希少性を紹介します

スポンサーリンク

現行の10円玉が「27万円」に大化け! でもエラーコインでもない? その10円玉の正体とは(All About) - Yahoo!ニュース

こんにちは、コイン好きのブロガーです。今回は、先日開催された第115回入札誌「銀座」で話題になった、現行の10円玉が27万円になったという衝撃的なニュースについて、詳しく解説していきたいと思います。

まず、オークションで出品されたのは、昭和30年の10円玉です。いわゆる「ギザ十」と呼ばれる、縁に溝があり、ギザギザしている10円玉です。ギザ十は、昭和26年から昭和33年に発行されたものが該当します。発行時期が短めとはいえ、お釣りなどでもらえることもしばしば。しかも、昭和30年のギザ十は1億2310万枚も発行されており、決して珍しいものではありません。一体なぜ27万円という高額な落札が生じたのでしょうか?

実際にオークションに出品された昭和30年の10円玉を見ると、昭和30年発行とはいえ、明らかに新品同様の美しさを保っていることが分かります。コインの評価機関PCGS社のスラブケースに入っており、「MS66RD」の評価を受けています。実は今回の10円玉のポイントは、「MS66」という完全未使用評価と、「RD」という元の銅の赤色を95%以上保っているという、2つの高評価。これが高値が付いた要因といえるのです。

コインの評価は、70が完璧、以下69、68とランクが続きます。一般的に65以上の評価のものが完全未使用品といわれており、今回の10円玉も66評価のため完全未使用品といえます。昭和30年というと、1955年です。70年近く経過している10円玉が完全未使用品として流通せずに残っていたわけですから、いかに発行枚数が多いといえどもレアな10円玉といえます。

また、銅貨の場合は元色を保っているかどうか、この評価が価格を大きく左右する側面があります。今回のケースでは、ほぼ元色を保っている美しい10円玉です。古いコインほどRD評価は付きにくいのです。RDのほか、RB(元の赤色を5~95%保っている)、BN(元の赤色が5%以下である)という評価があります。PCGSによれば、昭和30年の10円玉のうちRD評価のMS66は最高鑑定となっており、たった2枚しかありません。この状況がマニアが高値でも買いたくなる状況を作りだしていると考えられます。