トラウト、涙を浮かべて「悔しい」 左手首痛再発で復帰断念 来季もエンゼルス残留の意思示す（デイリースポーツ） - Yahoo!ニュース
エンゼルスのスター選手であるマイク・トラウト外野手が、今季の復帰を断念したことを報告しました。トラウトは左手首の故障で7月に手術を受けましたが、8月に復帰した後に再び痛みを感じ、15日間の故障者リストに入りました。その後も回復の見込みが立たず、シーズン残り8試合を前に来季に向けての準備に切り替えることを決めました。
トラウトは試合前の取材に応じて、復帰断念について「悔しいね。良くはなっているし、戻りたかった。辛いね。ずっとしんどかった」と言って目に涙を浮かべました。トラウトは今季、82試合に出場して打率・263、18本塁打、44打点という成績を残しましたが、これはフルシーズンでは自己ワーストの数字です。昨季も右足の故障で36試合しか出場できませんでした。MVP3回の主砲としては、けがに泣かされている状況です。
トラウトはエンゼルスと12年4億2650万ドル（約631億2000万円）の大型契約を結んでおり、残りの契約は7年です。しかし、エンゼルスはここ数年、プレーオフ進出を逃しており、トラウトの移籍の噂もささやかれています。トラウト自身も、トレード拒否権を破棄して他のチームに移る可能性を示唆する発言をしたことがあります。しかし、今回の取材では、エンゼルス残留の意思を強調しました。「毎年、アート（モレノ球団オーナー）とジョン（カルピーノ球団社長）とは個人的な話し合いをしている。この13年間、同じことをしてきている。オフになって、気持ちを整理し、エンゼルスのユニホームに袖を通してスプリングトレーニングに臨む」と言いました。
トラウトはエンゼルスの顔として、ファンに愛されています。彼の復活を願う声は多く、来季は再びMVP級の活躍を見せてくれることを期待しています。トラウトはエンゼルスの一員として、チームの勝利に貢献したいという気持ちを持っています。トラウトの涙は、その情熱の表れなのでしょう。
