エンゼルスがトラウト放出の可能性も？ ２０３０年までの大型契約残すも（スポーツ報知） - Yahoo!ニュース
エンゼルスファンにとって、今オフは非常に重要な時期になりそうです。なぜなら、チームの顔であり、歴史的な大打者であるマイク・トラウト外野手が、トレードで放出される可能性があるからです。
トラウトは２０１９年にエンゼルスと１２年間総額４億３０００万ドル（約４７９億円）の史上最高額の契約を結びました。その年は３度目のＭＶＰに輝く活躍を見せましたが、その後は故障に悩まされています。今年も７月に左手有鉤骨を骨折して手術を受け、その後は１試合の出場にとどまっています。今季は復帰しなければ、直近３年間で２４９試合の欠場となります。また、契約残り７年間でまだ２億４８１５万ドル（約３６７億円）の支払いが残っています。
一方で、エンゼルスはプレーオフ進出から遠ざかっています。１４年以降は一度もプレーオフに出場しておらず、今年もア・リーグ西地区では最下位に沈んでいます。チームは投手陣の強化や若手選手の育成など、チーム再建のために多くの課題を抱えています。
そこで、エンゼルスはトラウトをトレードすることで、チームの将来を見据えた動きをするかもしれません。ＵＳＡトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は、「トラウトが退団したい意志があった場合、エンゼルスはトレードに応じるかもしれない」と報じています。トラウトはトレード拒否権を持っていますが、球団フロントやオーナーとチームの方向性について話したいと言っていたということです。
もちろん、トラウトがエンゼルスから離れることは想像しにくいことです。彼はエンゼルス一筋でプレーしてきており、ファンやメディアからも絶大な人気と尊敬を得ています。また、彼が放出されたとしても、彼の高額な契約や故障歴を考えると、過去と同じようなリターンを得ることは難しいでしょう。
しかし、エンゼルスは、トラウトのトレード以外にも、大谷翔平投手のＦＡにも対応しなければなりません。大谷は今季、投打で驚異的な成績を残しており、他の球団からも熱い視線を浴びています。エンゼルスは、大谷との長期契約を結ぶことができるのでしょうか？
