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ズムウォルト級駆逐艦、極超音速兵器を搭載へ

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異形のステルス艦「ズムウォルト」ようやく使いものに?「1発=1億円砲」を捨てて装備する新兵器とは(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース

アメリカ海軍の最新鋭駆逐艦「ズムウォルト」が、極超音速兵器を搭載するために近代化改修を受けることになりました。これはアメリカ海軍初の試みで、新型兵器の開発と配備に向けた一歩となります。

極超音速兵器とは、マッハ5以上の高速で飛翔する兵器で、巡航ミサイル弾道ミサイルに比べて迎撃が難しく、命中までの時間が短く、長射程を持つという特徴があります。1アメリカでは陸軍と海軍がそれぞれ極超音速兵器の開発を進めており、海軍のものはCPS(通常型即時攻撃)と呼ばれます。

「ズムウォルト」は、ステルス性を追求した特徴的なデザインの駆逐艦で、先進的なコンセプトであったがゆえに、開発運用の過程で多くの問題に直面しました。当初は32隻の建造が予定されていましたが、コスト高や技術的な困難などの理由で3隻にまで削減されました。また、主砲として開発されたAGS(先進砲システム)は、弾薬の価格が高すぎるとして実戦配備が見送られました。

今回の改修では、AGSの発射管の一部を極超音速兵器の発射管に置き換えることで、新たな攻撃能力を付与することになります。これにより、「ズムウォルト」は12基の極超音速兵器を搭載できるようになります。3改修は2年間に渡って行われ、2025年に完了する予定です。

「ズムウォルト」は、アメリカ海軍の試行錯誤の結晶ともいえる駆逐艦です。極超音速兵器の搭載によって、その存在意義と戦闘力が高まることが期待されます。しかし、同時に、新兵器の安全性や有効性、国際的な影響などについても慎重に検討する必要があります。