「少なくとも5人の候補者に断られ…」イチローでも松井秀喜でも工藤公康でもなく…“WBCポスト栗山”侍ジャパン監督問題が迷走するワケ（Number Web） - Yahoo!ニュース
こんにちは、野球ファンの皆さん。今回は、侍ジャパンの監督問題についてお話ししたいと思います。今年の3月に行われた第5回WBCで、栗山英樹監督のもとで見事に世界一に輝いた侍ジャパンですが、その後の監督選びがなかなか決まらない状況にあります。1栗山監督は続投を望む声もありましたが、自らは固辞し、6月に退任会見を行いました。3それから半年が経ちましたが、次期監督はまだ白紙のままです。一体、誰が侍ジャパンの指揮を執るのでしょうか？
メディアでは、さまざまな次期監督候補の名前が取り沙汰されています。メジャー組では、イチローや松井秀喜といったレジェンドの名前が挙がりましたが、彼らは現在も現役で活躍しているか、引退後も野球に関わっているので、代表監督の仕事には時間的な余裕がないでしょう。また、井口資仁や上原浩治といったメジャーでの経験者も、現在は他の役職に就いているか、家族との時間を優先したいという理由で辞退しているようです。国内組では、工藤公康や高橋由伸といった元監督や、古田敦也や緒方孝市といった元選手が有力視されていましたが、彼らもそれぞれの事情で就任を断っているとのことです。井端弘和さんは、東京五輪のコーチやU-12の監督を務めているので、侍ジャパンの監督と兼任するのは難しいでしょう。
では、なぜ次期監督が決まらないのでしょうか？ それには、いくつかの理由があります。まず、次期監督の任期は、第6回WBCの開催が2026年3月となるため、2年半という長い期間になります。その間、代表監督としてだけでなく、侍ジャパンのイベントやスポンサー関係との会合などの“仕事”もこなさなければなりません。これは、他の野球に関する仕事やプライベートな時間との両立が難しいということを意味します。次に、次期監督には、第5回大会での世界一というこれ以上ない結果を前提に、連覇に挑まなければならないというハードルがあります。7第5回大会では、準決勝進出が最低ノルマでしたが、次回大会では決勝進出が最低ノルマとなるでしょう。しかし、チームの編成面は全く不透明です。メジャー組の大谷翔平やダルビッシュ有などの参加は可能なのでしょうか？ 国内組の若手やベテランのバランスはどうなるのでしょうか？ そうした不確定要素が多い中で、チームをまとめて世界の強豪に対抗するのは、簡単なことではありません。
以上のように、侍ジャパンの監督問題は、単純に「野球」という側面だけでは決まらない事情があります。それでも、日本の野球を愛する人々は、侍ジャパンの監督になることを名誉と考える人がいることを願っています。そして、その人が、栗山監督が築いたチームの雰囲気や戦術を引き継ぎつつ、自分の色を出して、侍ジャパンをさらに強くしてくれることを期待しています。侍ジャパンの監督問題は、まだまだ続きそうですが、私たちは、次の監督が決まる日を楽しみに待ちましょう。
