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NHKの国際放送は国益になっているか?福島処理水の報道を検証

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処理水への不安を煽り、中国人を喜ばせる…多額の税金が投入されているNHK国際放送の大問題(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

こんにちは。今日はNHKの国際放送について話したいと思います。皆さんはご存じでしょうか。NHKは国から35.9億円もの交付金を受けて、国際放送を行っていることを。NHKは自分たちの放送が「国益にかなう内容」だと言っていますが、本当にそうでしょうか。福島第一原発の処理水海洋放出に関する国際ニュースを見てみましょう。

8月24日、東京電力福島第一原発から初めて処理水が海洋に放出されました。この処理水は、原子炉から出た汚染水をALPS(多核種除去設備)という装置で除染したもので、トリチウム以外の放射性物質はほぼ除去されています。トリチウムは自然界にも存在する水素の同位体で、生物に蓄積されにくく、人体への影響も極めて低いとされています。世界保健機関(WHO)や国際原子力機関IAEA)などの専門機関も、処理水海洋放出は安全であり、人や環境に影響を与えないという見解を示しています。

しかし、NHKの国際放送では、このような科学的な事実や専門家の意見よりも、中国や韓国などからの批判や反発、日本産食品や観光への風評被害の不安などが強調されています。例えば、8月25日に流れたニュースでは、「中国外務省が日本政府に対して強く抗議した」という内容が約30秒間も伝えられましたが、「WHOやIAEAが処理水海洋放出を支持した」という内容はわずか10秒間しか伝えられませんでした。また、8月26日に流れたニュースでは、「日本産食品への不信感が高まっている」という内容が約20秒間も伝えられましたが、「日本産食品は安全であり、厳しい検査基準をクリアしている」という内容はわずか5秒間しか伝えられませんでした。

これでは、海外の視聴者に対して、日本政府が科学的に根拠のある判断をしたこと、処理水海洋放出が安全であること、日本産食品や観光が安心して楽しめることなどを正しく伝えられているとは言えません。むしろ、日本は環境問題に無責任であり、国際社会から孤立していること、日本産食品や観光は危険であることなどを暗示しているように見えます。これでは、国益にかなう放送とは言えません。交付金に見合った放送とは言えません。

NHKの国際放送のあり方について、早稲田大学社会科学部の有馬哲夫教授は、以下のように批判しています。

NHKの国際放送は、国際的な信頼を得るためには、科学的な事実や専門家の意見を正確に伝えることが重要です。しかし、NHKは処理水の安全性よりも中国からの批判や風評被害の不安に重きを置いており、視聴者にネガティブな印象を与えています。これは、年間35.9億円にも上る交付金に見合った内容ではありません。NHKは国際放送の質を向上させるべきです」

私も有馬教授の意見に賛成です。NHKは国から交付金を受けている以上、国益にかなう内容の放送をする責任があります。処理水海洋放出は日本の重要な政策であり、国際問題でもあります。NHKはこの問題について、科学的な事実や専門家の意見を基にして、海外に正しく伝えるべきです。それがNHKの本来業務であり、国民から受信料を徴収する理由であり、国から交付金を受け取る条件だと思います。

皆さんはどう思いますか?NHKの国際放送は国益になっていると思いますか?