ヒカキン、所属事務所「身売り」の一方で自身は「20億円豪邸」「絶好調な夏」残酷すぎる対比に透けて見える「リスク回避術」（SmartFLASH） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今回は、YouTuber事務所のUUUMが身売りすることになったニュースと、その所属者であるヒカキンが20億円の豪邸に引っ越したことについて、考察してみたいと思います。
まず、UUUMが身売りすることになった経緯ですが、8月10日付で、インターネット広告大手のフリークアウト・ホールディングスがUUUMに対するTOB（株式公開買い付け）を実施することを発表しました。これにより、UUUMはフリークアウト・ホールディングスの連結子会社化を目指すことになります。
UUUMはHIKAKIN（ヒカキン）やSEIKIN（セイキン）など、日本を代表するYouTuberを多数抱える事務所ですが、近年はショート動画の流行や広告単価の低下などで収益が減少し、赤字経営に陥っていました。また、競合社である配信グループ『すとぷり』の運営会社STPRからも株式取得をされており、経営権争奪戦に巻き込まれていました。
そんな中で、フリークアウト・ホールディングスからTOBを受け入れることを決めたUUUMですが、その背景には筆頭株主である鎌田和樹会長と第2位株主である梅田裕真氏の意向が大きく影響していると見られます。両氏は保有全株計38.22％をフリークアウト・ホールディングスに売却することになり、UUUMの経営から完全に手を引くことになります。
一方で、UUUMに所属するヒカキンは、8月1日に自身のYouTubeチャンネルで20億円の豪邸に引っ越したことを公開しました。プールや庭がついた広々とした一軒家で、豪華の域を遥かに超えています。さらに、9月5日には8月が自身のYouTube人生で最も絶好調だったと報告し、UUUMの危機的状況とは対照的な好調ぶりを見せました。
ヒカキンはUUUMの創業者である鎌田会長と共同で事務所を立ち上げた仲ですが、これまで取締役などには就任せず、経営から距離を置いてきました。また、20億円の豪邸も賃貸物件であり、自身の資産をリスクにさらさないようにしてきました。現在、ヒカキンがUUUM株式を保有しているか、今後もUUUMに所属し続けるかは不明ですが、彼はクリエイターとしての立場を貫き、自分の道を切り開いてきたのです。
このように、UUUMの身売りとヒカキンの豪邸は、YouTube界の対照的な現実を象徴しています。UUUMはYouTuber事務所としての先駆者であり、多くのクリエイターを育ててきましたが、時代の変化や競争に対応できず、経営難に陥ってしまいました。一方、ヒカキンはスーパーの店員からYouTuberとして成功し、20億円の豪邸を手に入れましたが、それは彼が常に新しい動画やコンテンツを作り続けた結果です。
UUUMの身売りはYouTube界に大きな衝撃を与えましたが、それは決して終わりではありません。むしろ、これからもYouTube界は変化し続けるでしょう。そして、その変化に対応できるかどうかが、YouTuberとして生き残るかどうかの分かれ目となるでしょう。ヒカキンはその変化に対応できるYouTuberの一人ですが、彼だけではありません。これからもYouTube界には新たな才能や可能性が溢れています。
