巨人が手放して1年…パでHRキングに 消えた“弱点”、優良助っ人が見せる日本への適応（Full-Count） - Yahoo!ニュース
こんにちは。今日は、パ・リーグで本塁打王争いを繰り広げているロッテのポランコについて書きたいと思います。彼は昨年まで巨人でプレーしていましたが、1年で退団しました。その理由は、日本の野球に適応できなかったからだと言われています。しかし、今年はロッテに移籍してから大活躍しています。なぜそんなに変わったのでしょうか。データ分析会社DELTAの指標を用いて、彼の打撃成績の変化を見てみましょう。
まず、彼のWAR（勝利に貢献した度合いを示す指標）を見てみます。昨年は0.4と平凡な数字でしたが、今年は1.5と大幅に向上しています。これはチームトップであり、リーグでも5位に入る高水準です。彼はチームにとって欠かせない存在となっています。
次に、彼の三振率（K％）を見てみます。昨年は22.5％と高かったのですが、今年は18.6％に減少しています。これは日本の投手に対する見極め力や選球眼が向上したことを示しています。また、長打率（.490）やOPS（.812）も昨年より4分前後上昇しており、パワーも健在です。
さらに、彼のwRAA（平均的な打者よりもどれだけ得点を増やしたかを示す指標）を見てみます。ここでは14.5という数字をマークしており、これはチームトップであり、リーグでも5位です。彼はチームの得点力を大きく引っ張っています。
そして、彼の本塁打数を見てみます。ここでは23本という数字をマークしており、これは楽天の浅村栄斗内野手と並んでリーグトップです。彼はタイトル獲得の可能性も十分にあります。
以上のデータから分かるように、ポランコは今年は打撃面で大きく成長しています。では、なぜそんなに変わったのでしょうか。その理由の一つとして考えられるのが、DH制度の有無です。
昨年は巨人で右翼を中心に守っていましたが、守備指標は低かったです。日本の広い外野や芝生に慣れなかったのかもしれません。しかし、今年はパ・リーグではDH制があるため、守備に就く機会は10分の1に減少しました。その分、打撃に集中できるようになりました。DHでの出場で持ち味を存分に発揮しています。
もちろん、DH制度だけが理由ではありません。彼自身が日本の野球に慣れてきたことや、ロッテの環境に馴染んだことも大きな要因でしょう。彼は昨年は打率が6月上旬まで1割台だったのですが、徐々に調子を上げて6月には月間打率.348をマークしました。8月には8本塁打を放ち、月間OPSは.940と好調でした。彼は日本の夏にも強くなりました。
ポランコは巨人からロッテへ移籍してから大転身を遂げました。彼はパ・リーグで本塁打王に躍り出ています。彼は日本の野球に適応し、持ち味を発揮しています。彼は優良助っ人としてロッテの優勝争いに貢献しています。彼の活躍に注目しましょう。
