水上バイクは、海で楽しむマリンスポーツの一つですが、一部の悪質な運転者が迷惑行為を繰り返しています。最近では、茅ヶ崎の海岸で、徐行エリアで水を掛け合う水上バイク集団の動画が朝の情報番組で放映されました。この動画を撮影したのは、逗子市市議会議員の菊池俊一氏です。菊池議員は、「二度と来るな!」と強く非難しました。
菊池議員は、逗子市や湘南の海で、悪質な水上バイクの撲滅活動をしている『逗子海岸、江の島・湘南を守る会』とも連携しています。この会は、水上バイクのマリーナやショップ店長など、マリン関係者が集まって、安全啓蒙活動をしています。菊池議員は、水上バイクの全てが悪いとは思っていないが、「悪い水上バイクがいる」ことも理解しています。
しかし、今回の映像は、「国民が思う“悪い水上バイク”の典型」だと言えます。3台の水上バイクは、SUPで遊ぶ人たちのすぐ近くで、アクセルを握って船体を動かしながら水を掛け合っています。これは、危険運転であり、迷惑走行です。スピード自体は出ていなくても、十分に「嫌悪感」を持たれる行為です。
水上バイクに乗っていた人たちは、「低速で走っているのだから良いのだろう」という軽い気持ちでやっていたのかもしれません。しかし、それでは他の海で遊ぶ人たちに配慮が足りません。海は共有の財産です。水上バイクを楽しむ人も、他のマリンスポーツを楽しむ人も、みんな仲良く海を守りましょう。悪質な水上バイクに対しては、厳しく取り締まるべきです。