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「OSO18」を駆除したハンターが初めて語る、凶暴ヒグマとの対決

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【独占】「手放しでは喜べない」最凶ヒグマ「OSO18」銃殺のハンターが複雑な胸中を初告白 表に出なかった理由は「多くの抗議電話」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

こんにちは。今日は、先日話題になった北海道釧路町で66頭の乳牛を襲った凶暴なヒグマ「OSO18」を駆除したハンターの証言を紹介したいと思います。

このヒグマは、今年5月から釧路町周辺で乳牛や馬などの家畜を次々と襲っていました。その被害額は約3000万円にも上ります。地元の農家や住民は恐怖におびえていました。

そんな中、7月30日についにこのヒグマが駆除されました。その功績者は、釧路町役場の職員であり、有害鳥獣駆除の許可を持つハンターでもある40代の男性です。

彼は、「週刊新潮」に初めて駆除の一部始終を明かしました。彼が語るには、

「職場では普段から『鹿が出た』という農家の通報を受けてパトロールを行っています。OSOを撃った前日の29日も『熊がいる』との連絡を受け、駆けつけると牧草畑に親子の熊がいて、すぐに逃げてしまいました。それで翌朝も一人で見回っていたら、現場に黒い物体が見えました。近寄ると1匹の熊が伏せており、私が近づいても起き上がろうとしなかったのです」

彼は、車からライフルで首に1発、頭に2発を撃ちました。熊は死亡し、頬に爪痕や耳の欠損が見られました。彼は、

「きっと前日の親子熊と出くわして、メスグマとけんかしたのだろうと思いました」

と推測しています。

このようにして、「OSO18」と呼ばれた凶暴ヒグマは駆除されましたが、彼はそのことで喜びを感じることができませんでした。なぜなら、彼は駆除したことで非難や中傷を受けることを恐れていたからです。

彼は、北海道猟友会標茶支部の後藤勲・支部長に相談しました。支部長は、

「大きな実害をもたらした熊を駆除して中傷されるなんておかしな話。ハンターとしての立場を世にきちんと伝えるべきだ」

と諭しました。そうした逡巡を経て、彼は本誌に話を公開しました。彼は、

「山にいるならともかく、町へ出てきて乳牛を襲うなど、農家を苦しめる熊は駆除しなければなりません。内地の人たちが口にする“共存共栄”という奇麗ごとでは済まされない、切実な問題です。筋違いの批判を受け、彼も堂々と『自分が撃った』とは言えずに悩んでいました」

という立場を訴えました。