今年の夏の甲子園は慶応が優勝し、見事に幕を閉じました。過去には中村奨成や吉田輝星のように、甲子園で大ブレイクしてプロ入りした投手もいましたが、今年はそういう選手はいませんでした。しかし、それでもプロのスカウト陣が注目する投手はたくさんいました。今回はその中から、特にサウスポーの投手に焦点を当ててみたいと思います。
まず、履正社の福田幸之介投手です。福田投手は大阪桐蔭を完封した大阪大会では最速150キロを記録し、そのパワフルなピッチングで話題になりました。甲子園では最速147キロと少し落ちましたが、それでもサウスポーとしてはトップクラスの球速です。また、カーブやスライダーなどの変化球もしっかりと決めており、制球力も高いです。身長も185センチと恵まれており、まだまだ伸びる可能性があります。プロ志望届を提出しており、ドラフトでは上位指名が予想されます。特にロッテやヤクルトなど、若い左の本格派が不足している球団にとっては魅力的な選手だと思います。
次に、神村学園の黒木陽琉投手です。黒木投手は球場表示では140キロ台前半という数字でしたが、実際には147キロを出しており、視察したスカウト陣から高い評価を得ました。黒木投手は大きく曲がるカーブと鋭いスライダーを上手く使っており、変化球のレベルも高いです。身長も180センチと十分ですし、体ができればさらに球威も増すでしょう。プロ志望届を提出しており、ドラフトでは中位指名が予想されます。こちらもロッテやヤクルトなどが狙い目だと思います。
他にも仁田陽翔（仙台育英）、寿賀弘都（英明）、武内涼太（星稜）など、プロ注目の投手はたくさんいます。来年のドラフトではどんな選手が登場するのか楽しみですね。また来年も甲子園で素晴らしいピッチングを見せてくれることを期待しています。
