「あたらないカキ」『エイスシーオイスター2.0』の開発に成功した株式会社ゼネラル・オイスター代表取締役CEO・吉田琇則氏によると、カキにあたる原因は、カキが体内に取り込んだウイルスや細菌が原因だという。
カキは1時間に約20リットル、1日で約400リットルの海水を吸い込んで吐き出すため、海水中のウイルスや細菌がカキ体内に蓄積されていく。そのため、表面を洗ってもカキ体内に残った菌類は除去できない。そこで、ゼネラル・オイスターでは、紫外線で殺菌した海水でカキの体内を浄化する方法を最初に取り組んだ。
これでカキ体内のウイルスや細菌をかなりのレベルまで除去することができた。しかし、一度汚染されたカキの体内には、微量ながら菌類が残っている可能性もある。そこで思いついたのがカキの完全陸上養殖だ。人間の生活排水などが完全に浄化されないまま流れ込んでいる海水を使っている以上、食中毒のリスクはゼロにはなりません。そこで最初からそういったものに汚染されていない環境で養殖することで、食中毒リスクを減らすことができると考えた。『エイスシーオイスター2.0』は、人に害を与えるウイルス、細菌類、貝毒などの病因を含まない海洋深層水を使用した、完全陸上養殖の環境下で生育されたカキであり、喫食者の体調・免疫反応による体調変化は除外されています。外部検査機関によるノロウイルス検査実施済み。
