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ビッグモーターの看板問題、近隣住民や市との対立はなぜ起きたのか

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ビッグモーターといえば、街路樹の伐採や除草剤の散布などで景観を破壊したとして、全国的に批判を浴びた中古車販売会社です。しかし、その問題は一部にとどまらず、巨大な看板を設置して近隣住民や市と対立しているケースもあります。今回は、愛媛県松山市にあるビッグモーター衣山店の看板問題について、その背景や現状を紹介します。

ビッグモーター衣山店は、松山城を望む景観の良い場所にあります。しかし、昨年の夏から、敷地内に約40mの高さのタワー式立体駐車場が建設されました。その壁面には、青い色で「BIGMOTOR」と書かれた巨大な看板が掲出されています。この看板は周囲から群を抜いて高く、自宅の窓から見える近隣住民からは不快感や苦情が相次いでいます。

しかし、ビッグモーターはこの看板を撤去するつもりはないようです。同社は、タワー式立体駐車場は自立式の広告塔ではなく、屋外広告物条例の規制対象外であると主張しています。また、タワー式立体駐車場は契約車両の保管場所として利用しており、ハリボテではないと否定しています。

一方、松山市もこの看板に対して何もできない状況です。市の都市デザイン課担当者は、「タワー式立体駐車場は建築基準法に基づいて許可されたものであり、壁面広告は屋外広告物条例の適用外である」と説明しています。市は景観審議会を設置して景観条例の制定を検討していますが、それが実現するまでは手立てがないということです。

ビッグモーターの看板問題は、同社の目立ちたがり体質や利益優先の姿勢が露呈したものと言えます。近隣住民や市との対話や協調がなく、自社のイメージやブランドを損なっていることに気づいていないようです。ビッグモーターは今後も全国各地で景観問題を起こす可能性がありますが、その時にはどう対処するのでしょうか。1この問題は、中古車販売業界だけでなく、社会全体が関心を持つべき課題だと思います