ラーメンは日本の国民食と言っても過言ではありません。多くの人々がラーメンを愛し、様々な種類や味のラーメンを楽しみます。しかし、ラーメンを作るのは決して簡単なことではありません。ラーメン店の店主は、毎日早朝から仕込みを始め、麺やスープ、具材などを丁寧に作り上げます。その一杯一杯には、店主の情熱やこだわり、技術や経験が詰まっています。
そんなラーメン店に対して、メディアのマナー違反が話題になっています。大阪市にある人気ラーメン店「花京 大正店」が、取材に来たメディアの言動に対し、「ラーメンを撮影の為の道具と思うなら、来なくて結構です」とツイッターで怒りの注意喚起をしました。
事の発端は、プロ野球のオリックス・バファローズを応援する同店に対し、とあるメディアがオリックス関係の取材で、オープン前の仕込みの時間に店内などを撮影したいと依頼したことでした。同店は快く応じましたが、撮影が終わったメディアは、事前の打ち合わせにはなかったものの「オープン前に食事したい」と要望してきました。同店は「オープン前の食事は容認することないですし物理的に不可能です」と伝え、オープン後に来るようお願いしました。
しかし、その後ふたたび来店したメディアはラーメンを一口だけ食べて退店したというのです。同店は「急いで準備してオープンして出したラーメンを一口だけ食べて帰られたらどんな気分になるかわかりますか?? お腹空いても食べれない人はたくさんいます」と続け、「ラーメンを撮影の為の道具と思うなら、来なくて結構です」と怒りを露わにしました。
この件について、ネット上では同店に同情や賛同する声が多く寄せられました。「メディアもマナーを守って欲しい」「ラーメン屋さん大変だろうな」「食べ物を粗末にするなんて許せない」などのコメントが見られました。一方で、「メディアも仕事だから仕方ない」「ラーメン屋さんもメディア露出で得するんだから文句言うな」「取材料金払えばいいじゃん」などの意見もありました。
ラーメン店とメディアの間には、どこかすれ違いがあったようです。ラーメン店は自分たちの作品であるラーメンに対する敬意や感謝を求めていましたが、メディアは自分たちの仕事である取材や撮影に集中していました。お互いに相手の立場や気持ちを考えることができれば、こんなトラブルは起こらなかったのかもしれません。
